離島と都会を行き来する診療看護師のブログ

primary care NPとして離島での道を開拓する

尊敬する先輩NPの言葉①

診療看護師(NP)はどんな仕事するの?

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NPって何?

NPって必要?

 

先輩NP達は、設立当初は相当なバッシングに合いかなり大変だったとのこと

それでも先輩達は、徐々に徐々に周囲を理解させ、現在に至る。

まだまだ認知度も十分とはいえないが、先人達の残した足跡についていけてる部分も多く、助かっている。

 

そんな先輩NPの一言

『NPはアセスメントを提供している』

『NPは看護師の疑問を解決する役割』

『NPは医師が求めている情報を提供できる』

 

この言葉にはどんな意味が含まれているのだろう。

一見、熟練したNPはミニドクターなどと呼ばれるほど、医師と同等の知識を有す。

しかし、それでは、医師1人増えたのと変わりは無い。

診療看護師らしさをみんな描きたいと考え業務に当たるし、医師もここを重要視している。

 

そこで、診察が必要になっている患者を対応する際に、看護師では身体所見をとり解釈し医師に提案することしかできないが、NPだとより的確な診察から、的確な診察、関連医師へかけあい、検査、診断に関わることができることから、現場の医師からは看護師とは一線違う見方で対応している。

 

それは、看護教育では鑑別診断の挙げ方など診断に基づく知識をそもそも習っていないということと、診断する医師よりも責任が軽く、『心筋梗塞じゃなぁい?』『腸閉塞だよー』と好き勝手知っている診断名を言うのは簡単なのだ。(かつての自分)

 

診断学を学んでからは、診断する難しさを知り責任を知り、好き勝手疾患名を羅列するのはナンセンスというのに気づいた。

確率の高い疾患を優先的に除外するような思考となった。

 

なんども説明しているが、熟練した診療看護師だと通常業務では医師と変わりが無い。しかし、医師の指示がないと使いこなせない。

逆に言えば、使いこなせれば、上級医の片腕となり多くの患者を抱えることができるし、研修医の指導を行うこともできる。

 

あるチームでは、初動の対応(病棟急変、ER、訪問診療)を診療看護師が行い、その後医師に引き継ぐといった業務をされているNPもいる。

※医師を院外に派遣するのは時間的にも勿体ないという前提

 

そして、医師と違って自分の判断で診察を進めてはいけないが、アセスメントするのは看護師も同様で自由。そのアセスメントの能力が医師レベルとなり、適切な相手に提供でき、その後の治療のVISIONが見える。。それが看護師ではなくNPだと。

 

これがこの先輩NPがいうNP像であった。

自分もこうなれるよう、頑張りたい。。

 

 

 

www.rito-np.com

 

 

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