鬼のように締め切りに追われ、怒濤の一年が過ぎました。
行きたい学会だけでなく招待して頂ける学会と幅は広がり、今年はいろいろな学会に参加させて頂き、喋らせて頂きました。
中でも今年度の大目標に挙げていたのは、国際学会への参加
諸先輩方が海外で発表している姿に憧れていた所、確か春に大学からのメールで、アジア初のNP学会を開催することを知りました。
場所は台湾!
まさにチャンスと思い、目標をこれに設定。
春頃はまだ英語が身近に全くなく、英語学習を進めるきっかけになりました。
妻を説得しオンライン医療英会話コースに入会したのも、学会参加のため。
幸い、当院にはイギリス人医師が在籍しており、講義に参加したかったし話をしてみたかったものの、内科所属の彼とは外科時代すれ違いの勤務でなかなかご縁がなく。。。
ただ、今年からは内科所属となり、彼とも身近な存在で、毎週ケースカンファレンスと回診に参加できるようになったのも、大きな変化でした。
というのも、離島から就職先を探す際に当院に決めた理由の上位に、彼の講義を受けたいと常々思っていたので、参加できて嬉しかったというのが本音。
日常会話もままならなければ医療英語も全くわからず、最初はほぼわからなかった講義が、要所要所で日本語で話してくれる優しさや研修医との助け合いで徐々に聞きなじみ、言ってる内容はおおまかにわかるようになりました。
アウトプットはオンライン講義で徐々に練習し、まさにカタコトの英語で要旨をくみ取ってくれる講師のおかげで徐々に自信もつき、開始当初とは見違えるコミュ力をつけれました。
が、学会参加となるとどこまで通用するのか、ハネムーン以来の海外で日常会話がどこまで通用するのか、色々不安はつきず。
しかも、そんなタイミングで国際学会2週間前の学会で初ランチョンセミナーをさせて頂けることとなり、初国際学会の準備と並行し初ランチョンセミナーの打ち合わせを行い、バタバタしたまま当日を迎えました。
そんなこんなで、パスポートの更新も後手となり、飛行機の予約もギリギリに。
コロナワクチンも接種していないので、出国、入国時に陰性証明書がいるいらないで振り回された。
学会には、いつも面倒を見てくださる外科指導医が同行してくれることに。
というのも、彼は国境なき医師団や大学等で海外によく足を運んでおり、僕が初国際学会に参加することを最初に相談した際に、不安やろうからとついてきてくれることになった。見た目は強面なのに中身はやさしい。
スケジュールとしては、忙しいだろう彼がなぜか2日前から出発し、僕は追いかけるように前日に飛行機で飛んだ。
離島応援で獲得したJGCの恩恵がこんなところに
1人でうろうろ観光したあと空港に迎えに来てくれ、初台湾での電車の乗り方や乗り換えなど、全部エスコートしてくれた。
その日の夜ご飯も、学会当日朝ご飯もよさげな店は全て調べ上げてくれていて、ただついて行くだけという優雅な初台湾。兄貴風半端ない。
学会はポスターで質疑応答2件対応した。対応できた。
学会の口演もアジア人英語のおかげか聞き取りやすく、新たな知見の他にもこれまでの学習が身についている実感が得られてよかった。
調子に乗って質問してみたけど、それもなんとか理解できた。
会場には数人日本人NPも参加しており、ご挨拶させて頂いた。
学会グッズ。日本の学会でもやったらいいのに。多分買わんけどなんかいい
そのまま、時間の許す範囲で観光し翌日帰国。
臭豆腐だけは二度と口にすることはないだろう。
今回はポスターセッションでの参加だったため、次回は壇上に上がり、そして海外のランチョンに。。。と夢も膨らんだ、そんな初国際学会だった。
こんな機会を頂ける職場風土、福利厚生にも感謝。
当院NPは、再来年4人、その次1人が加わり、6人体制となる見込み。
彼らへの教育のためにも、更なる経験と知識を積み上げていかなければならない。
次はロンドンでの創傷学会 2024EWMA!