洞房結節に作用して心拍数を変化させる作用を
変時作用 【chronotropic action】 といい、
心拍数を上昇させるのを陽性変時作用、逆を陰性変時作用という。
また、心筋収縮力を増減させる作用は
変力作用 【inotropic action】 といい、
心筋収縮力を上昇させるのを陽性変力作用、逆を陰性変力作用という。
心拍数を変化ー変時作用
心筋収縮力を変化ー変力作用
ざっと並べると
陽性変時作用
・アトロピン 0.5mg/1A 6回まで
・イソプロテレノール
β1,β2受容体刺激薬。α効果がない。
例:5A+生食45 mL 3-30 mL/時でスタート(0.02-0.2μg/kg/分)
・ドパミン
・ドブタミン
陰性変時作用
・βブロッカー
ランジオロール(オノアクト)
陰性変時作用>陰性変力作用
陽性変力作用
・ドパミン
・ドブタミン
陰性変力作用
・βブロッカー
・非ジヒドロピリジン系Ca拮抗薬
vaughan Williams分類Ⅳ群(ベラパミル、ジルチアゼム)