糖尿病合併症管理料をご存知だろうか?
近年の糖尿病患者の著しい増加による糖尿病および合併症に関する医療費の増加から、糖尿病の合併症のうち、「足病変」は重点的な指導による発症予防効果があるとして評価された背景がある。
糖尿病足病変ハイリスク要因を有する通院患者 に対し、専任の医師又は医師の指示に基づき専任の看護師が重点的な指導・管理を 30 分以上実施した場合に、月 1 回(170点)算定できる。
看護師の条件は、
糖尿病看護認定看護師
皮膚・排泄ケア認定看護師
慢性疾患看護専門看護師
5年以上の糖尿病足病変看護経験に加え、「適切な研修」を修了した者
が専任となる必要がある。
算定要件を満たす研修には、日本糖尿病教育・看護学会(JADEN)が主催・共同企画するもの、日本糖尿病協会と共催するもの、都道府県看護協会などが主催するものがある
いずれも JADEN が提示する標準プログラムに準拠したものとされている。
ハイリスク要因は、足潰瘍や足趾・下肢切断の既往、閉塞性動脈硬化症、糖尿病性神経障害のいずれかで、
爪甲切除(陥入爪等に対して麻酔を要しないで行なうもの)、角質切除、足浴などの実施の他、足の状態の観察方法、足の清潔・爪切り等の足のセルフケア方法、正しい靴の選択方法の指導に関して算定できる。
患者にとっては足病変の予防、
病院にとっては収入増、
そして国の医療費全体から見れば増加抑止に繋がるだろう。
離島には以前もアップしたが、足病変患者が多い。
理由としては、個人的に
喫煙率が高い
靴をあまり履かない
糖尿病患者が多い
糖尿病専門医がいない
フットケアに長けた医療者がいない
などが挙げられると考えている。
1人ではなにも動かないし限界もある
島民の足のために仲間を作ってこの算定条件を満たし、winwinを目指したい。