週末NP学会に参加したあと、月曜日本院で仕事し前泊で離島応援へ
大阪でもちゃんと仕事はしてます
その日は、朝から急性虫垂炎緊急オペ助手・腹部正中離開創のNPWT交換・病棟指示の変更等々主治医不在時の対応・PD術後ドレーンの入れ替えのお手伝い・・
朝一飛行機しか空席がなく、必然的に空港ホテル前泊に
空港ホテル行きのバス最終19:30
なんとか間に合うように病院をあとにしたが、乗り損ねた電車の人身事故で以降の電車が止まってもた
運転が不慣れな妻にバス停まで送り届けてもらい、ギリギリバス乗車
ホテル前泊し、7:05発の飛行機へ
10:30離島病院に到着し、本院の指導医と合流し外科回診
大腸手術後の術後合併症で週末再手術後の患者を引き継ぎ指導医さよなら
本来なら月~金まで本院から外科医が1人待機し、虫垂炎や胆嚢炎、消化管穿孔等急性腹症に対する手術や外科術後外来診察要員として待機するようにしているが、今週は予定変更があり、
月-火 外科医A
火-木 NP
木-金 外科医B
というつぎはぎ応援
NPしかいないというのは初めて
でも大丈夫
本院から離島カルテをみれるから^^
なんかあったらホンダジェットで飛んできてくれるから^^
肝胆道系酵素が上昇していても、40度発熱していても、一言相談したら本院の外科医2,3人から外来の合間やオペの合間に見てくれて色んな遠隔指示が飛んでくる。
CTの読影に自信がなかったり、輸液や抗菌薬の変更でも、みんないつでも気軽に相談できる。本当にありがたい。
血液検査追加して造影CT切って創部診察して、、
輸液変更して抗菌薬変更してPPIやめてドレーン処置して、、
一応不在時対応してもらう用の離島研修医も担当医にしているが、外科医からしたら普段から一緒であーだこーだ言えるNP君の方がわかってるやろうし頼みやすい^^
・・・て思われてることだろう笑
病棟Nsも研修医よりはNPさんの方が安心よね^^
・・・て言われてて笑
とにかく、膿が出てるCVCは抜去したし、皮下ドレーンは洗浄したし、必要な採血はしたし、肝臓に優しいことしたし、快方に向かってくれてるだろう。。
一段落して隣を見ると、
昨日時間外できた糞便性腸閉塞のBacterial Translocationによるショックのおじいちゃんがいた。
ERから研修医の動脈ライン確保を手伝ってあげて、CTも見て本院外科の助言ももらい、便処置をがんばった。
その後NAD0.2γと外液2Lで頑張っていたが、おなかを触ると痛がってる。。押しても離してもめっちゃ痛がってる。。
・・・やばくね(・・;)
来院時よりLactateは下がってるけど破れてないか心配(下部消化管穿孔に伴う急性反発性腹膜炎の疑い)
本院指導医からは、開腹したらとイヤな指示・・・
ひとまず担当の研修医ちゃんに、CT followするよう促し穿孔はなかった。
セーフ!
ただ結腸周囲に壁内気腫増悪ぎみ
本院外科医と電話であれこれ相談し、NAD taperingと外液負荷をアドバイス
その後おしっこでてきて一安心
研修医と外科医の通訳という新しい役割も追加された
外科医の外科応援は外科外来と緊急手術、たまに予定手術、外傷処置ぐらいだが、外科NPの応援は外科に留まらず、形成外科外来手術応援、院内創傷ケア回診、ER応援、瘻孔管理(気切チューブ、胃瘻、膀胱瘻交換)、訪問診療、一連の研修医指導と幅広い。。
今回は、形成外科外来後の予定手術4件、褥瘡の腐骨除去や皮膚腫瘤切除をお手伝い。終了22:30...「おらんかったら0時回ってたわ。ありがとう」と形成外科応援医から感謝の言葉。やさし!
他、研修医から抗菌薬や栄養管理の相談、医局勉強会、看護師からのデブリ依頼などをこなした。
急性期病棟、外来、療養病棟、訪問看護、行けば行くだけ仕事がある
常勤時代は、応援NPにどこまで仕事があるか不安だった時もあった
でもそんな心配は不要だった
僕が2年間で新規開拓をした離島医療のニーズ
不在になった今、NPでないとこなせない業務となり良くも悪くも顕在していた
一見NPがいなくても医療はまわってる
でも本当の意味ではまわっていないのかもしれない
外科医みたいにわかりやすい役割があるわけではないが、NPの役割は普段手が届いていない部分にある。手が届かないから皆見て見ぬ振りをしてやり過ごしてる。だからこそそこを埋めれば医療の質があがる。
医師からも看護師からも感謝される存在、
そういう人に
わたしはなりたい。
大阪万博モノレール
大阪上空古墳だらけ
またランクアップ🌟
異動一年目でJGCに入れた!