尿酸治療薬のfebuxostat(フェブリク)とallopurinol(ザイロリック)、どちらも尿酸生成抑制薬であり高尿酸血症のfirst choiceに使用されるメジャーな薬剤だ。
フェブリクは1日1回、ザイロリックは1日2~3回服用と言うことも有り、フェブリクの方が使い勝手が良いイメージ。
しかし平成 29 年 11 月、米国の製造販売後臨床試験(CARES 試験)において、フェブリクはザイロリックと比べ心血管死のリスクが高かったと報告された。
その後、海外ではザイロリックへシフトしているのをご存じだろうか?
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だがその後行われた再調査では、差は無かったという報告が有り我が国でも有意差はなかったとの報告を受け、PMDAの追加の安全対策措置は不要と言うことで落ち着いた。
一昔前、ARBでもなんか報告があったような。
1つ1つ薬剤のこうした背景にも目を向けると知らない世界が見えておもしろい。