今回も離島医療に関する話
離島医療は常勤医が少ない分、島外からの応援医を多数迎えている。
九州、関西、首都圏、日本各地から月1や週1でわざわざ時間を掛けて飛んできてくれる。
常勤診療科は3つか4つで、その他多くの診療科は非常勤で成り立つ。
定年まで都会の大病院で働いた後離島で外来をする部長クラスの医師や、離島が好きで10年以上通っている医師もいて、病院としてとてもありがたい。
この先生達がいなかったら、今より何倍もの患者を島外へ搬送しなければならないことを考えるとぞっとする。
ただ、良く思わない都会の医師もおり、
『どうせ金儲けだろ』
『遊んでんじゃねーよ。こっちでちゃんと患者見ろ』
と一部揶揄されていることもあったりなかったり。
給料がどうなっているのかは知らないが、
わざわざ数日かけ、悪天候で行けるのか、行ったけど帰れるのか、不安定な中スケジュールを空け離島に出向いているのだから、対価として給料が高くても当然といえば当然なのかもしれない。
わかっていることは、交通費や宿泊費は全て病院がもってくれるということ!
これ以上のお金事情やいざこざは知らないが、
『島に来るために必要なお金は出すから島に来てくれ』という病院と
応援に来てくれないと困る島民がここにはいる。
ただ、1つだけいえること。
【皆さん、マイルセレブですーーーーーーーーー☆】
交通費は病院が出してくれるから、自動的に貯まる貯まるww
島から出るために300マイル弱は確実
それプラス居住地付近の空港へ乗り継ぐからもう300マイルちょい。
片道600マイルとして往復1200マイル
週1応援なら、1ヶ月で4800マイル
1年で57600マイル
10年で・・・
ここでいやらしい話 JALマイレージPLAN
9000マイル=プレミアムエコノミーアップグレード~
10000マイル=各商品券~
25000マイル~=航空券~
27000マイル=USJ1dayパス4枚~
なんと!離島応援を続ければ続けるほど、ユニバ行き放題、飛行機飛び放題ではないか笑
こないだ医局である先生が、
「世界何周できんねーん」て笑ってたw
空港までタクシーで行って~
ちょっと早く着いたからラウンジでくつろいで~
ちょいとお先に搭乗させてもらって~
席は広くて柔らかい椅子で~
CAさんが特別な笑顔をくれて~
これで島に来れたらそんなに苦じゃないかも!
いいなぁ。医師免許というGOLD LICENSE.
それを良しとする医師はずっと応援して欲しいし、
毎回本院の業務時間を空けて長距離移動して疲れて、たまに帰れなくなって予定が狂い、周りの医師からは冷たい目で見られたりすることが嫌な医師は応援は難しいだろうし、
医師もそれぞれいろんな人が島には来るので面白い。
実際やってみたが、飛行機の乗り継ぎだったり細かい移動が結構しんどい。
島も島で、これだけ多くの医師を島に迎えているのに黒字経営なんだがらすばらしい。どれだけ売り上げあげてくれちゃってるの?!
個人的感想です。。
看護師はというと、
基本出入りはないし、あっても自衛隊搬送の帰りの民間機
昼間の搬送はDr.ヘリが来てくれるから同乗はいらない
夜間の搬送だけ自衛隊ヘリで医療者が不在なので、医師看護師1人ずつ同乗する
毎日ヘリ搬送当番がついていて待機手当もちょっとある
搬送したら、たいてい一泊現地のホテルに泊まって翌朝民間機か船で帰ってくる。
もちろん個人負担は無し。医師とは桁が違うが少し手当が付く。
そして命優先でいち早く飛び立ったは良いけれど、私服を持っていかなかったら帰りはとても恥ずかしいコスプレ衣装。聴診器なんかも持っちゃってw
島からお金を出してでも応援に来てくれーて思われる看護師になれたら。
今の制度では難しい!