看護師界で最近耳にする『臨床推論』。
医師の臨床推論は、診断のために必要で、
看護師の臨床推論は、緊急性の判断のために必要と言われている。
よくいう、ベテランナースの直感 “なんかへん”
これを論理的に示した言葉が、いわゆる看護師界の臨床推論ではないだろうか。
看護師は、患者と接する時間が長く、顔を見て反応を見ながら身の回りの世話をしているから、雰囲気程度の違和感に気づきやすいと思う。
しかし、医師のように画像検査や血液検査でその “なんかへん” を突き詰めていくことはできず、多くは【フィジカルアセスメント】が看護師の武器となる。
しかし、フィジカルアセスメントは絶対じゃないからなんか中途半端に感じるナースはいないだろうか。
その絶対具合を先人達の知恵で科学的に導き出したのが、
『感度』『特異度』『尤度比』である。
これらはややこしいが、診断学を学ぶ上で根拠となり、これを意識したフィジカルアセスメントが実践できれば、限りなく “それらしさ” を高めることができるし、 “それらしくない” も高められる。
次からは、 感度・特異度・尤度比 それぞれについて記載していく。
看護師の臨床推論② 感度・特異度・尤度比はこちら
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